借金を完済するために必要なことは、返済計画をきちんと立て、何が何でもそれを守るという決意が必要です。
例えば100,000円を年率15パーセントのカードローンを通じて借りた場合、1年後には返す金額が借りた100,000円とその間についた利息の15,000を合計した115,000円になります。
まずはこの金額をきちんと認識しなければなりません。
借金ですから、銀行のカードローンなどを使うと当然利息が付きます。
そして自分の収入を鑑み、月に払うことのできる金額を算出します。
仮に10,000円を毎月捻出できる見込みが立てば、115,000円の借金は1年後には完済できる計画になります。
しかし利息のことを頭に入れずに計算してしまう人が多いのも実態です。
この場合、100,000円借りれば10,000ずつの返済で10か月で完済と計算してしまいます。
しかし実際は12か月かかってしまうのです。
利息という概念を忘れてはいけないのです。
誰かの借金を肩代わりすると、自分自身が経済的に逼迫してしまう可能性もあります。
お金に余裕があるから貸したとしても、貸したあとに大きな出費に見舞われることもあるでしょう。
そもそも借金を返済できない方は、その時点で返済能力を有していないわけです。
途中で肩代わりした借金の全額または一部の返済を求めても、返ってくる可能性は極めて低いものです。
何よりも安易に肩代わりをすると、相手が甘えてしまう可能性があります。
返済不能になっても、親や兄弟が代わりに返済してくれると考えれば、再び借金を重ねてしまうかもしれません。
債務整理をすると5年以上はブラックになりますが、これはお金の使い方を見直すという意味合いもあるのです。
収支のバランスを把握し、家計を健全化させるためにはある程度の時間がかかります。
ローン生活が当たり前になっていると、現金生活に戻すのは簡単ではありません。
債務の解決法には債務整理という法的な方法があるので、相手を甘やかせないためにも肩代わりするべきかよく考えましょう。
2022/9/28 更新